iOS/Android 向け恋愛リズム アドベンチャー「アイ★チュウ」。ユーザーはとある有名芸能事務所が設けたアイドルの卵(アイチュウ)を育成する学園「エトワール・ヴィオスクール」の教師兼プロデューサーとなり、アイチュウ達を一人前のアイドルとして成長させる。初の舞台化は2017年、再演は2018年、そして第三弾公演「アイ★チュウ ザ・ステージ ~ Rose Écarlate ~」を今年4月に上演。今回その第三弾公演を「アイ★チュウ ザ ・ステージ 〜Rose Écarlate deux 〜」とタイトルも内容もパワーアップさせ、10月10日にシアター1010で開幕した。初日公演に先立ち行われた公開ゲネプロでは、抽選で選ばれた500人の一般の観客を前に、ひと足お先に上演。集まった観客は前作よりパワーアップした物語に熱狂していた。

©I★Chu the stage 2019 Photo by mariafujio

物語は原作ゲーム同様に「エトワール・ヴィオスクール」という学園が舞台。怪しい男が登場し舞台は幕を上げる。意味深いセリフを残し立ち去ると同時にアイチュウたちが登場。これまでと同様に物語の中心的な王道アイドルグループと言えるF∞Fは、相変わらずのチーム力、明るさ、かっこよさ、可愛さのバランスで観るものを魅了。春の第三弾公演で華房 心(設楽 銀河)の他に、神楽坂ルナ(前嶋 曜)、及川桃助(古賀 瑠)が加入し3人組として動き出したPOP’N STARはキュートな男の娘たちならではの笑顔と動きで魅力を発揮。さらにゴシック調の衣裳と口ぶりが特徴的なRE:BERSERK、ちょいワルな大人の魅力を振りまくLancelotら二期生も健在。全員がそれぞれの個性的なキャラクターを印象付け、かつ仲の良い姿や日常を描く中、いよいよ何かが起こる期待感が客席中に募る。そこへオリジナルキャストの池袋太陽(大場 達也)が陽気に登場!映画プロデューサーにジョブチェンジし、自身が担当する作品への出演とテーマ曲タイアップをF∞Fにオファーしたいと告げるが、そこへ冒頭登場した謎の男が現れる。

©I★Chu the stage 2019 Photo by mariafujio

彼は特別講師の黒野幕男(和泉 宗兵)、と名乗り、F∞Fへのオファーを白紙にしてしまう。それだけではなく、公開オーディションという形でアイチュウたちを競わせることに!その場になぜか現れない御剣 晃(小波津 亜廉)は、黒野の提案でグループを離れたと言われ、さらに湊 奏多(大原 海輝)まで一旦グループ活動を離脱することになってしまった。ソロとして公開オーディションに参加することとなった愛童 星夜(川井 雅弘)は練習に励むが、その姿にアイチュウたち、そして観客からは大粒の涙がこぼれた…。

逆境をバネに各々練習を重ねたアイチュウたちは公開オーディションの事前投票に挑む。事前投票の結果は観客による休憩中の投票で決まるシステムとなっていて、1位になったユニットのみ、本選でコール&レスポンスでのアピールを実施できる。観客の投票によって結末が変わる『マルチエンディング』となっているので、何度公演を観ても、一つとして同じ舞台はなく、それが「アイ★チュウ ザ・ステージ」の醍醐味である。各グループの事前投票曲は、RE:BERSERKが『裏切りの果実』。Lancelotは『ギリギリの衝動』。POP’N STARは『オレンジピールと恋の味』を歌う。そしてF∞Fの星夜がソロバージョンとして『I am a HERO!』を歌った。

公開ゲネプロの事前投票結果は大人の色気で観客を魅了したLancelot。オーディションで歌唱披露する順番はLancelot、POP’N STAR、RE:BERSERK、F∞Fの順であらかじめ決まっている。今回はそのトップバッターのLancelotが歌唱前にコール&レスポンスで会場のボルテージを煽る。各グループが会場を盛り上げ、いよいよラストはソロとしてオーディションに挑む星夜。しかし心の準備がなかなか出来ない星夜の元に奏多と晃が合流!講師からの許可はなくても、これまでずっと3人でF∞Fだった!これからも3人でF∞Fなんだ!とそれぞれ互いの存在の大切さに気づき、3人でパフォーマンスを行う。会場からは割れんばかりの歓声が上がり、この後の本選へ進むユニットへの投票に自然と熱がこもる。

©I★Chu the stage 2019 Photo by mariafujio

そして、今回本選を勝ち進んだグループはF∞FとPOP’N STAR。最終決戦では、この2グループが1つの曲を同時に歌うソングバトルで戦う。楽曲は舞台のために書き下ろされた劇中歌『~Rose Écarlate~』。両グループによる、コラボパフォーマンスに客席も手拍子や声援で盛り上がる!そしていよいよ最終投票が行われる。両者互角のパフォーマンスに、結果が発表を固唾を飲んで見守る観客。勝者となったのはPOP’N STAR!これで映画「赤薔薇の英雄(ヒーロー)」の出演とテーマ曲タイアップをPOP’N STARが勝ち取ったのだった。

©I★Chu the stage 2019 Photo by mariafujio

ラストはカーテンコールを兼ねた、アイチュウ全員による「We are I★CHU!」。なぜかPOP’N STARがいち早く舞台上から去り、残るアイチュウたちでパフォーマンス終了。暗転後に、舞台冒頭で流れた映画「赤薔薇の英雄(ヒーロー)」の音楽が流れると、新作衣裳に身を包んだPOP’N STARが登場!なんと映画のワンシーンを描いているのであった。普段のPOP’N STARのキュートな姿からは想像できないほど俊敏に動き回るスパイ役の3人と新曲に観客は大熱狂!毎公演優勝チームはどのグループになるかわからないので、お見逃しなく!!!さらに、日替わりゲストの登場シーンも随所に散りばめられており、アドリブ満載で約2時間半の公演中、目が休む暇はない!!

公演は10月15日まで。若干数ではあるが当日券の販売が予定されている。

©I★Chu the stage 2019 Photo by mariafujio


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Photo by mariafujio

公演情報

■アイ★チュウ ザ・ステージ ~ Rose Écarlate deux ~
2019年10月10日(木)~15日(火)シアター1010

【脚本・演出】伊勢 直弘

【出演】
愛童 星夜:川井 雅弘
湊 奏多:大原 海輝
御剣 晃:小波津 亜廉
轟 一誠:吉岡 佑
赤羽根 双海:坂垣 怜次
三千院 鷹通:黒貴
エヴァ・アームストロング:吉田 大輝
山野辺 澪:伊地智 頼統
十文字 蛮:雨坂 亮汰
華房 心:設楽 銀河
神楽坂 ルナ:前嶋 曜
及川 桃助:古賀 瑠

オリジナルキャスト
中田 忍:大神 拓哉
池袋 太陽:大場 達也
黒野 幕男:和泉 宗兵
アシスタント:船橋 拓幹

【公式サイト】 http://i-chustage.jp/

OFFICIAL
・アイ★チュウ Record Release Special Site:http://www.jvcmusic.co.jp/i-chu/
・アイ★チュウ ザ・ステージ 公式Twitter:http://twitter.com/ichu_stage
・アイ★チュウ公式HP:https://www.i-chu.jp/
・アイ★チュウ公式Twitter:https://twitter.com/ichu_official?lang=ja

PROFILE
とある有名事務所「エルドール」が設けた学園。その名は「エトワール・ヴィオスクール」。その学園はアイドルの卵(アイチュウ)を育成し、一人前のアイドルにする学園。アイチュウたちは同期の子たちと勉強を学び、先輩たちからのサポートを受け、そしてアイドルとしての心構えを知っていく。そうした様々な経験を経て、アイドルになることを認められる。彼らの教師であり、プロデューサーであるユーザーは彼らを一人前のアイドルとして成⻑させる、リズムゲームと恋愛アドベンチャーが楽しめるゲームです。